お写ん歩

雨のち、晴れ。横濱とLeicaと珈琲。霞んでいく空の下で。

雨の日は

カーテンから差し込む陽が殆どなく、ふと目が醒めたら時計の針は12時を回っていて、「明日は大学時代の友達と予定がある」と言っていた、隣で寝ている彼女を急いで起こした土曜日の正午過ぎ。

今日の天気予報は雨。

「雨のち晴れ」ではなく完全な「」予報なので、若干タイトル詐欺をしている気はするけれど、そんなことは気にしない。

雰囲気が伝われば良い。

そして、こんな雨の日だからこそ、カメラを持って外に出て、写真を撮りたくなるのが写真好きというもので、僕も、もちろん例に漏れず。

今日は、Leicaを携えて、横浜に珈琲豆を買いに行くという大義を後付けして家をあとに。

あても無いまま

あても無いまま歩いて写真を撮ることは大好きだけれど、今日はちゃんと大義がある。

珈琲豆を買いに行く」という重大任務。

家で珈琲を飲むのは僕だけだから、豆を切らしていても困るのは僕だけなのでことさら急いで買いに行く必要もないのだけれど、ここ2週間ほど切らしたままでさすがに不便に思っていたので久々に予定の無い休日ということもあって行くことに決めた。

「雨の日だから..」と外出が億劫になる日もたまにはあるけれど、僕個人としては雨のかおりとか、雨音が好きだし、傘をさして行き交う人達を見ることが好きなのでむしろ外にでたくなる。

ただ、雨の日の写真は難しい。

カメラを濡らしてはいけないし、かといって厳重に防水対策されたカメラを首からぶら下げるのも不格好で僕のスタイルにはマッチしない。

だからこそ、傘をさして歩きながら、小さなカメラを構えて、時にはファインダーも覗かず一瞬を切り撮る。

そういう軽量スタイルで今日も挑んだ。

しかし、ISO感度を少し高めに設定してシャッタースピードを確保するも、今日撮った写真はたくさんブレていた。

やっぱり、雨の日の写真は難しい。

まだ霞んで見えないものばかり

写真を撮りながら、目的地の横浜にある珈琲豆屋さんまでの道のりで、ここ数ヶ月を振り返っていた。

同棲生活は、もちろん様々な課題はあるけれど、2人で一緒に頑張って生活をしていて、愛猫にも毎日癒やされている。彼女には感謝してもしきれない。

しかし、まだまだこの土地に慣れていないという感覚が強い。

きっと、良いところも悪いところも、たくさんあるのだけれど、まだ漠然としている。

人も、お店も、空気も。

大学時代は母校の最寄り駅である湘南台駅という小田急線沿いの駅近に住んでいて、新社会人になると同時に恵比寿に引っ越しそこで5年弱暮らしていた。

恵比寿での暮らしは何かと便利なことが多かった。

都心ということもあって、どこに行くにしてもアクセスが最高だったし有名なお店やレストラン、カフェもすぐに足を運ぶことができた。

その分、時間の流れはとてもはやく、いつのまにかその忙しさに疲弊している自分もいた。

桜木町はどうだろうか?

恵比寿と比べると、人も、ものも、流れている時間の速ささえも、何もかもが違っていて、新鮮なことが多い。

もちろん、普段都心で働いている僕としては通勤時間が2倍になるというデメリットもあったが、それでも職場と家の間の距離を置いたことは、自分の働く上でのマインドや人生観にもプラスに働いていると思う。

まだ、霞んで見えていないものが多いとは思うけれど、きっとそういうもので、これからきっと晴れていくのだと思う。

Rainbow

写真は「撮る人のマインドを写す」という一面がある。

今日は、そんなことを考えながら写真を撮っていたものだから、やっぱり、なんとなくそんな感じの雰囲気の写真になっている。

写真を見返すと、自分がその写真を撮っていた時に感じていたこと、考えていたことが鮮明に思い出せる。

普段は思い出せないけれど、人間は断片さえ覚えていればそこから記憶は芋づる式に思い出せる生き物で、その断片は僕にとって写真なのかもしれない。

まだ 伝えたい事ばかり

そんなこんなで無事に珈琲豆も買うことが出来た。

今日購入したのはジャマイカ産の「ブルーマウンテンピーベリー」という少し高めの豆だ。

帰ったらすぐ飲もうか迷ったけれど結局こうやってMacbookを開いて写真を取り込んでブログを書いている。これを書き終えたら淹れる予定だ。

まだ今日は雨が降り続いている。

雨の日は、外に出ない人も多いが、気が向いたら出てみると良い。

そしてそれが休日なら、たまにはゆっくり自分自身を振り返ってみよう。

写真を撮りながら、散歩をしながら、ベッドでゴロゴロしながら、本を読みながらでもかまわない。

そうやってゆっくりと自分と向き合う時間を作ると、普段見えていないものが見えてくる。

そして、写真で今日の自分自身を切り撮っておく。

そうすると、その日の自分を思い出せるから。

 

By 早乙女まどか(@________saotome

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彼女と僕、そして猫一匹の横濱桜木町での同棲生活を綴ります。写真やグルメ情報中心に生活のちょっとした工夫や日々の何気ない幸せを皆様に伝えていきます。