『妻を撮ること』を読んで、彼女と僕の未来の姿を思い浮かべた。

記憶と記録

みなさんは、普段からパートナーの写真や動画を撮る習慣がありますか?

どんなものでもかまいません。

スマホで撮影した2人のツーショットでも良いですし、奥さんや彼女さんが料理をしている姿だったり、彼が美味しそうにご飯を食べる姿、旅行先で撮った写真、寝顔、何だって良いのです。2人が一緒にいる記憶、思い出を、写真や動画で記録していますか?

僕はというと、隙あらば彼女の写真を撮っています。毎日欠かさず。

とっさの時は手元にあるスマホ、余裕があればデジタルカメラだったり、時にはフィルムカメラを使って彼女の写真を撮っています。

むしろ盗撮しています。

そして時々怒られます。笑

目の前にいる素敵な彼女を撮りたい」という、どこからともなく湧き上がってくる衝動のままに、彼女を撮っています。

人は時間が経過すると、どんな記憶でもうっすらと消えてしまったりおぼろげになってしまいますが「記録」はそうはいきません。デジタルデータなら、0と1で全てが記録され、いくら時が経とうとも同じものが再現可能です。

妻を撮ること

そんな僕は、先日本屋さんでザッピングをしていた時にとても素敵な本と出会うことができました。掲題の通り『妻を撮ること』という写真家の中村泰介さんが、奥さんの写真を撮って集めた作品。著者がカメラマンとして、また夫として、日常の素顔の奥さんを撮った作品です。

この作品を見ていると、全ての写真を通して1つの微笑ましい事実が伝わってくるような気がしていて。それは

奥さんの目線はカメラではなく“愛する夫”に向けられている

そんな2人の微笑ましい関係性です。

三畳一間の小さな部屋の中でとられたもの。

旅先ではしゃぐ姿。

ときにはクールな視線を向ける奥さん。

2人の思い出がぎっしり写真に詰まっています。

本を読み進めていくうちに、著者の中村泰介さんは本当に奥さんのこと愛しているのだと伝わってきます。撮り手からにじみ出る被写体の奥さんへの愛情が写真にあらわに

写真を撮っていると、自分の心情が、意図せずして切り取った風景や絵にダイレクトに表れることは多々ありますが、これもその1つに違いありませんね。心象風景。

ページをすすめるにつれて微笑ましさが溢れていく、そんな素敵な本でした。

彼女を撮ること

記憶は曖昧になるし薄れていくものですが「記録」は永遠にそのまま残り続けます。

「黒歴史」でも構いません。少しばかり恥ずかしくても気にしません。2人の歩んできた道を残すことに意味があるのです。

だからこそ僕は彼女を撮り続けているのかもしれません。

妻を撮ること』を読んで一層彼女を撮り続け、そして大切にしたい気持ちが溢れてきました。

例え僕が明日記憶喪失になって、彼女のことをすっかり忘れてしまっていても、撮った写真を見返したら、すぐにまた彼女に恋をする

そんなことを心の片隅に置きながら、今日もこっそり彼女の寝顔を撮るのです。

ABOUT ME
早乙女まどか
早乙女まどか
彼女と僕、そして猫一匹の横濱桜木町での同棲生活を綴ります。写真やグルメ情報中心に生活のちょっとした工夫や日々の何気ない幸せを皆様に伝えていきます。